活動報告

東京医科歯科大学・首都大学東京・東京都市大学
女性研究支援についての鼎談

小川順子

小川ありがとうございました。医科歯科大学が凄く精力的なプログラムを組んで着実に実施して成果を上げているということが非常に良く分かりました。私どもの東京都市大学は工学系の私立大学では、唯一この採択事業を受けている訳ですけども私たちには三つのビジョンとそれから幾つかの実施事項を掲げている柱がございます。それで、三つのビジョンと言うのはひとつには女性研究者ゼロの学科をゼロにしよう。プラスワンプロジェクトと言うのを作りました。現在理工系の学科が14あるんですがその中で女性研究者がいない学科が7つあるんです。ですから女性研究者ゼロの学科をなるべく少なくしたい、と言うことで取り組んでおります。二番目は、さっき言いましたけれども工学系私立大学で唯一採択事業を受けてやらせて頂いているので全国の工学系私立大学の模範となるようなそういう成果を残して行きたい、というような考えでおります。三つ目のビジョンとしましては、東京都市大学は幼稚園から大学までの一貫校としての特徴がございます。今理科離れが非常に言われておりますけれども子供の頃から理科に親しんで頂きたい、全修学時期について理科離れを防ぐというような方策をすることによって将来の男性女性に限らず理系に沢山来てもらって結果的に女性の科学技術の研究者も増えるというような長期的なビジョンでやっていこうというということです。その中の具体的な方策としては、広がれ理工系プロジェクトとか、それから科学は友達プロジェクト、それから女子学生と女子教員同士の交流ですとか、それから今まで沢山の人が私たちは旧武蔵工業大学ですから武蔵工業大学から巣立って行って沢山の卒業生がいらっしゃる訳でその中の女性の頑張っている方々をロールモデルとして皆さんに紹介しようとか具体的なプロジェクトを進めている訳です。

江原先生、いま医科歯科大学と東京都市大学のやっていることをお話させて頂いたのですが江原先生は研究者としての立場から何かアドバイスが頂けたらと思うのですが・・・。

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