活動報告

東京医科歯科大学・首都大学東京・東京都市大学
女性研究支援についての鼎談

小川順子

小川皆さまこんにちは、女性研究者支援室「ソファーズ」室長の小川順子でございます。本日は、女性研究者支援事業を先行して行っている東京医科歯科大学副学長で総括責任者の谷口尚先生と女性学の権威でいらっしゃる首都大学東京副学長の江原由美子先生にお越しいただきました。

谷口先生とは同じ採択大学としての活動についての意見交換と江原先生からは私たちの活動に対して学術的な視点からその意義や課題についてお話いただければと思っております。それでは、宜しくお願い致します。

小川谷口先生、東京医科歯科大学では平成20年度から始められて約二年間活動してきたというこということですけれども、その時の始められた事業の始められたきっかけとかそれから今までの成果についてお話しいただければと思います。

谷口東京医科歯科大学の谷口でございます。東京医科歯科大学は医療系の大学として、女性研究者への革新的支援ということで展開させていただいております。主に、性差医学を基礎とした意識改革を行い、女性研究者のワークライフ支援を展開して女性研究者の比率を高めたいと言うことで始めました。

小川はい、ありがとうございました。東京都市大学も理工系の大学と言うことで非常に女性の研究者の数が少ないんです。私たちの大きな動機として理工系の中で女性研究者の数をまず増やしたいということが応募のきっかけになっています。江原先生、今まで女性学ということで色々と研究して来られたと思いますが、この女性研究者支援というこのプロジェクトについて、国が始めているということについて如何でしょうか?

江原首都大学東京の江原です。私は大変重要な施策だと思っております。もともと男女共同参画の達成度は、先進国の中で日本が大変低いんですが、その中でも特に女性研究者の比率がOECD諸国の中で最低だということが長年続いてきております。現在日本は少子化しておりますので女性研究者の数が少しでも増えることによって、将来不足が予測される科学技術者の不足分を埋めることにも繋がりますので、大変有効な施策だと思っております。

次へ>>

<<トップへ戻る|1|2345678

戻る

東京都市大学