キックオフシンポジウム
中村学長挨拶
特別講演
白石 真澄(関西大学教授)
特別講演
萩原 なつ子(立教大学教授)
パネルディスカッション
2009年10月3日に、航空会館(東京都港区)において、『工学系イノベーションの男女共同参画モデル』事業のキックオフシンポジウムを開催いたしました。会場は、学内外から200名以上の熱心な参加者で埋まりました。
中村英夫学長は、挨拶で、東京都市大学が理工系を中核とした総合大学として、優秀な女性の研究者がその才能をいきいきと開花できるような環境を整え、大学の発展、社会への貢献をしたいと、本学のこの事業の意義について述べました。
基調講演として、文部科学省科学技術・学術製作局基盤政策課長の川端和明氏が国の男女共同参画政策と本学への期待をこめてご講演され、続いて、昨今随所でご活躍の白石真澄関西大学教授と、本学でも教鞭をとられていらした萩原なつ子立教大学教授が、聴講者の興味を集める話題が盛られた特別講演をしてくださいました。
パネルディスカッションでは、小川室長がコーディネーターとなり、すでに支援モデル事業校として実績のある日本女子大学から小舘香椎子名誉教授、同じく東京農工大学から宮浦千里女性未来育成機構機構長・教授、本学と同じ工業系大学である室蘭工業大学・クラウゼ小野准教授、芝浦工業大学・相場亮教授、東京電機大学・武川直樹教授がパネリストとしてご講演されました。本学からは田口亮工学部教授も報告に立ちました。各大学の男女共同参画の現状、方策と課題や本学に期待することについて話し合い、最後に今後も連携し男女共同参画を推進することを確認しました。散会にあたり、松田美夜子原子力委員から閉会のご挨拶をいただきました。
参加者へのアンケートでは、
- 特別講演が素晴らしかった
- 男女共同参画は女性だけではなく、男性の労働環境や生き方も含めた内容であることに気がついた
- 工学系大学のモデルになるような成果が期待されている
などの回答が多く見られ、また、
- 幼稚園から大学までの一貫した取組みが可能という特色を活かす
などのご提案も頂きました。