SOFERS LETTER
13/25

3月19日 都市大の卒業式が行われました。 震災等の影響もあり、学科ごとの卒業式ではありましたが、暖かな晴天に恵まれました。 社会に飛び立たれる卒業生の皆さんに少しでもエールを送りたい!との思いからSOFERSでは、急遽、応援パンフレットを作成、配布いたしました。 未曾有の災害で大変な時期ではありますが、若い皆さんが困難にも負けず、 力強く前進されるよう心より応援しています。 育メン先進国アメリカに学ぶ 2009年4月から1年間、アメリカに滞在させていただき、色々と貴重な経験をしてきました。 そのひとつが「育メン文化」に触れた経験です。 私も今まで家事、育児に協力してきたつもりでしたが、育メン先進国アメリカでは 協力ではなく共同 でなくてはいけないというのです。 アメリカでは多くの日本人がアメリカ文化に染まり、育メンとなり、なぜかパーティー好き になっていくのです。 まず、育メンの朝は子供たちの幼稚園または小学校への送り出しからはじまります。 父親たちが仕事に行く前、または行く途中に子供たちを学校まで送っていくのです。 まれに私が日本での幼稚園へ子供を送りに行っていたときは、その多くは母親が送りに来て おり、幼稚園で父親同士が顔を合わせることはほとんどありませんでした。 しかし、アメリカでは多くの父親たちと顔を合わせ、父親同士で立ち話をすることもしばしばです。 はじめは抵抗がありましたが、意外と楽しいものです。 一般的にアメリカ人が仕事を終え、家に帰る時間は日本では考えられないほど早く、彼らは家族をとても大切にします。 私も早めに帰宅し、子供と一緒に入浴し、夕食を一緒に作りディナーを楽しみます。食後の片付けももちろん一緒に行います。 (とはいえ,大きな食洗機にどんどん放り入れるだけなので比較的楽ではあります。) そして子供を寝かしつけて、洗濯ものをたたみます。 休日、休前日、夏休みなどの長期休み中は頻繁にパーティーが開かれます。 パーティーの多くは料理を持ち寄るか、持ち寄った食材をバーベキューにしてテーブルをにぎやかに します。 父親たちは料理もしますし、バーベキューでの焼き係も担当します。 基本的に家族で参加し、子供たち同士を遊ばせておいて、親たちは色々な会話を して盛り上がります。 そして日本に帰国・・・妻は育メン文化に染まったままですが、私はすっかり 日本文化にもどってしまい、夫婦間にギャップが・・・。 まだまた日本は育メン育成途上国のようです。 次回は 生体医工学科 平田孝道先生 です、お楽しみに・・。 ≪育MEN≫リレールポ No.2イク メ ン 工学部 建築学科 大村 哲矢 今回登場の「育メン」は 建築学科の大村哲矢先生です。 at Party 急遽、作成をした為、すべての学科に配布ができなかったことをお詫び申し上げます。 Q. お子さんとは連絡がとれましたか? 会えた時のお子さんの反応はいかがでしたか。 ・西日本地区の親戚が情報をくれた 遠隔から子供の状況が把握できた ・子供が学校にいた為、あまり動揺はなかった(逆に安心した) ・学校側から連絡が入り学校に泊まらせた ・保護者が迎えにくるまで、子供は学校で待機させるなどの措置が取られていて安心した Q. 帰りはどのようにして帰られましたか。 ・ほとんどの人が徒歩やバスなどで帰路 Q. お子さんの学校では今後についての対応や案内などがありましたか? ・学校やPTAなどから連絡 ・学校のHPに掲載 ・震災直後の対応もよかった Q. 今後同じような状況(震災など)になった場合、 対策等を家族で話あったことなどがあれば教えて下さい。 ・緊急時は家族それぞれが居る場所の指示に従う(学校、会社、地域など)・とりあえず家に歩いて帰る(但し歳を考えると 歩いて帰るのは今後の課題) Q. 震災で感じられたことやエピソードがあればぜひ教えて下さい。 ・計画停電の際は、ストレスを溜めないよう家族で体を動かすなどの工夫をしている・携帯電話がつながらず、 数少ない公衆電話が有難く必要なインフラと認識した ・帰路途中で自転車を購入 ・途中、疲れ果てて食堂で休んでいたら、店にいたお客さん同士が近辺情報や近くの避難場所などを教えてくれ、 とても励まされた。 帰宅困難な状況下でも落ち着いて行動をされていた女性研究者が多く、母親としての受容力やたくましさを感じました。 3/11 震災の際、お子さんをお持ちの女性研究者の方々はどうされたのか、質問してみました。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です