SOFERS LETTER
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2011年2月ベルギーにて行なわれた ≪PIME≫ に 小川室長がパネリストとして出席しました !! PIME (Public Information Materials Exchange) は、原子力を中心とした科学技術の一般市民への広報活動に関する 唯一の国際会議です。今回は26カ国183名が参加しました。 この会議で、女性研究者支援室の小川室長が「科学とともだちプロジェクト」関連のポスターセッション2件と パネル討論に参加。同時に行われた女性原子力専門家の会議出席と一人四役をこなしてきました。 加えて、参加した海外の女性研究者とのネットワークをさらに強力にし、拡大してきました。 ポスターセッションでは、次世代教育事業である 「科学とともだちプロジェクト」の事例として、大型霧箱を 使った初等教育への授業と女子高生の暮らしと放射線の関わりを説明した 「女子高生のアトムな一日」 をポスターで紹介。 両ポスター共、海外の方の多くの関心を集め、配布資料も好評を得て、多数の質問を 受けました。 また、Communication with young people のセッションでは、東京都市大学 学生300名に対して行った 『エネルギー・原子力意識調査結果』を発表。 アジア原子力協力フォーラムの枠組みで行ったアジアの 高校生・大学生の 『エネルギー・環境・原子力への意識と知識』 に関するアンケート調査結果の都市大 バージョンを 発表しました。 アンケート結果から、エネルギーや原子力に関する知識は、男女差よりも 理系・文系のコースの違いに 因る部分が多く、義務教育期間において、知識をきちんと教えることが重要であることを提示しました。 このことは原子力分野に限ったことではなく、物理・化学教育全般にいえることです。 さらに WiN (Women in Nuclear : 女性原子力専門家NGO)では、WiN-Europe の設立総会が ありました。 WiN の活動は、女性や次世代層への原子力広報、会員の専門能力の向上、 国際交流が中心でしたが、発足したWiN-Europe の活動方針では、女性専門家のキャリアアップ と意思決定を行える幹部への女性登用を積極的に提言するなどが前面に打ち出されました。 パネルディスカッションにおいても、EUやECの女性能力開発の代表がパネリストと して来場。 人脈も広がり、日本はヨーロッパに比べ男女参画が遅れている現状を 認識させられたものの、大変励みとなった総会でした。 SOFERS Letter No.5 東京都市大学 女性研究者支援室 Tel 03-5707-0104 (ext. 2297~2299) 発行2011年3月23日発行 東京都市大学 女性研究者支援室 SOFERS HP は本学トップページのバナーをクリックしてください。 振興調整費のマーク ロールモデル発掘PJ ~ PIME ヨーロッパ原子力学会主催 原子力広報世界会議 ~ 『 SOFERS 放射線相談室 』 を 開設しました。 東北地方太平洋沖地震により、福島第一原子力発電所において災害が発生し、多くの方が 不安を感じられていらっしゃるのではないかと思います。 SOFESでは、学内の皆様方や学生に対し「放射線や放射性物質」に関する質問にお答えする 「SOFERS 放射線相談室」 を開設しました。 直接 SOFERS(1号館 5F) にお越し頂くか、メール(sofers@tcu.ac.jp) 電話 (03-5707-0104, 内線:2298) または FAX (03-5707-1289) で質問を投げていただく か、どちらでもかまいません。 また、ご家族やご親戚からのメールも受けつけますので、ご利用ください。 尚、その場でお答えできない質問に対しては、専門の先生に伺い、後日回答いたしますので、ご了承ください。 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、各地に甚大な被害をもたらしました。 お亡くなりになられました皆さまのご冥福をお祈りいたしますと共に、被災されました皆さま、ご家族、ご親戚と未だ 連絡が取れない方々に謹んでお見舞い申し上げます。 一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。 SOFERS 一同

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